あんな好きなんて宇宙にない!

アイドルと紙媒体が好きなオタク

先進途上国、東京

都会に、東京にすごく憧れを抱いている。

渋谷で大好きなグループメジャーデビュー決定の報告を聞いて夜にメンバーのお友達と話ながら泣きそうになっていた事や担当が生まれ育った街だってすぐに行ける。東京だけでなくいっつも都会に遊びに行く時は楽しくて良い思い入れしかない。母子家庭で育った私は隣の県のコンサートに行きたいと言葉に出す度に怒られた。それでもネット環境は私になかったからCDでも雑誌でも買いに行くには親に送り迎えをしてもらわないと行けないから親が絶対。雪道を1時間以上歩いたのに雑誌が発売されてない田舎を嫌いになれない(迎えを親に頼んで翌日なら売ってるかもしれないのに昨日行ったからって連れて行ってもらえなかった)(道路はマリオカート並に雪でよくすべる)。

 

数年が経ちバイトを始めてお金を多少は自由に使えるようになってインターネットもできるようになって、劇団雌猫さんの悪友vol.3東京が届いた。最寄り駅が徒歩1時間30分で田んぼに囲まれた土地で育ったので関東にすんでいて「ここ田舎だよ〜」という人に文句を言いたくなるんですが、昨年初めて東京生まれ育ちの友人ができたりホームステイやらで外国の人からお話を聞いてから色んな人や環境がある事を知ったのでこのテーマがすごく楽しみでした。

 

目次をみて一番気になっていたのは「在宅地方民に怒れる女」。世の中のオタクには色んな意見があって中には「コンサート、イベントに行かないとファンじゃない」等いう人がいれば「イベントにいかなくてもグッズを買ったり精一杯の事をやってる」という人もいる。ファンをやるのは義務じゃないからどう応援しようがその人のやりたいようにやらせればいいと思う。だからといって無料で動画や画像が見れるからそれをみて満足する人とは仲良くなりたくない。私も元担の最後のステージを見に行くことが出来なかったのはいつまでも後悔してると思う。どう足掻いてもあの頃には戻れないし今もあの頃、親を説得する方法はなかったと思っている。稼げるようになったから去年は2ヶ月に1回現場に行ったら今年3月の遠征を予定してるけど行くっていう度に怒られるからとりあえず行く。地下アイドルの現場で「仕事終わりに行けるかも」と言っていたひとの言葉がすごく羨ましかった。最低限いかないと後悔しそうな現場に限ってるけれど色んなレポを見てると「楽しそう〜」って思ってしまう。ヒグマさんは社会人に対して書いてると思われるのですが年齢を問わず地方在宅の人に対して言っているのを見かけることもあるので、そういう人は1回地方学生オタクを経験して欲しい。今は就職進学の転機ももうちょっと先の話だからどうするにしろ貯金を貯めなきゃいけないし親が怖いからどうしようもできなかったりするんですよ!引っ越すにも暮らすにもまだ親が全てで未成年はコドモじゃないなんて嘘だ。

劇団雌猫さんのトークもすごく面白かった。「月曜から夜ふかし」で見てた地方ネタが詰まってる感じがした。小学生の頃までエスカレーターに寄って乗るという発想は私もなかったし、京都や大阪の人が謎のプライドを持ってる所とか。「いつ東京くんのー?」は言われたことは無いけど相手がこっちにくる気配は1ミリも感じたことはない。「東京に大層なものは無いと思う」というのは抗議させて欲しい。それを言うなら都会住みの人の「田舎に暮らしたい」の理屈が分からない。夜も眠ることなく明かりがついていて、毎日のように何かしらイベントがやっている。田舎にないものがほとんど揃ってる。

「これ以上青森では小説を書けなかった女」「黒バス最終巻を求めて関門海峡と戦う女」は共感できすぎて一部始終私のかいた?と錯覚しそうになった。私の未来はどういう風になるのだろう。

 

東京に憧れがあって住みたいけれどここも好きだから困っている。コンビニアルバイトをしてるけれどいつも通ってるお客さんから野菜貰ったりするしおばあちゃんがやってる古書店も和菓子屋さんも大好きで、最近では何億かかけたらしいホールができたので"陸の孤島"と言われないくらい交通機関が充実したらここで暮らすのも悪くないと思ってる。あと、自慢なんですが地下の女の子アイドルだと田舎から来る女オタなんて珍しいものみたいでメンバー全員から認知されてます。地元はすごく田舎だけど芸能人はよく来る。カラオケには推しの俳優さんのサインがあるし元担のジャニーズを見たこともある。そして、V6のライブを見る為に入会したWOWOWさんが歯止めをかけてきた。コンサートさながらのワクワク感を楽しませてくれて映像ならではの自担の私服とセグウェイに乗ってる姿を写してくれた。その上、チャンネルを変えて電気を暗くしたら至福の時間が出来てしまう。ソシャゲといいWOWOWといい居住地が関係なく楽しめるものは本当にありがたい。

 

しかし、難点も出てくる。以前から気になっていた劇団☆新感線さんの髑髏城などを観てしまったからには私の死ぬまでに見に行くリストの中にまた1つ加わってしまった。東京に行く理由がまた増えてしまった。それに、周りには誰も私の容姿を咎める人だって都会にはいないし、どこに行くにもここより全然便利。友達とお泊まりして夜コンビニに徒歩数分とかで行ってみたい(この前行った時は往復2時間)。あと、田舎の人の考えだと思うけど推しと同じ空気をいつでも吸ってるのはすごい事。そして、ジャニショが近い友人に現場がない時には頼んでしまって申し訳ないし、オフ会だって参加したい。メジャーデビューが決まった推しから「何が嬉しいかって、来てくれることが一番嬉しい」という言葉が頭に残っている。関西にも東京にも推しがいるけれど、関西で活躍していた子はデビューだったり事務所に推されたら東京に行く。見れるならいくらでも見たい。アイドルだってバンドだっていつ解散引退があってもおかしくないし自分だっていつまで生きるかわからない。とりあえずなんでもいいから推しをみたい!!!

 

 

友達は「東京なんていつ殺されるかわかんない」「帰ってこれなかったらどうしよう」と言い楽しみと不安を抱えてとあるグループのライブを見に東京に向かった。それまでに2、3回東京に行ったことのある私は「そんなの滅多にないよー」と笑いながら答えた。東京のニュースは良くも悪くも入ってくる。東京の面積は山形の4分の1しかないのに、新しい物はいち早く入ってくるけれど、何処かには受け継がれてきたものだってある。いい人だっていれば人を傷つけるような人もいてちょっと変わった人もいる。どんな人も物も受け入れてくれる。平日だって街中には人がいっぱいいた。今日もちょっと素敵なこの町で、憧れの街で生活する日を夢見ながら暮らしています。